フルハムロードはサウスケンジントンにある通りの名前です。
ハロッズから歩いて、10分くらいの通りです。高級住宅街ですので散歩しても素敵な街並みやお店も見れてとても楽しいです。
フルハムロードヘ向かうまでにWalton streetを通ります。
ウオルトンストルートにはおしゃれなレストランや、子供服のお店、文具屋さんもありました。
The Walton Street Stationary Company http://waltonstreetstationery.com/
こちらは特注の封筒や便箋を作ってくれるお店です。
その近くにとても居心地のいいレストランがありました。
今はもうないようですが、お庭もあり、住んでいるかのように楽しめました。
そこからさらに進み、81Fulhamroadへ到着いたします。
ここはミシュランハウスのある場所で建物はコンランショップhttps://www.conranshop.co.uk/our-stores/chelsea/
のオーナーコンラン卿が持っています。一階にはコンランショップがありインテリア大好きな陶器がいつもおしゃれにdisplayされていて何時間でも過ごすことができます。
ここから得意先のある779Fulhamroadへタクシーで向かいました。
通りの名前も同じなので、すぐ到着するだろうと思っていましたがなかなか到着しません。通りの番地を追って行ってもなかなか779までいかないのです。
グーグルマップで検索しましたら、車で10分と出ましたが実際は30分くらいかかったような気がいたしました。
到着したのがRice Paperという会社です。
Matthew Rice氏が設立した、素敵なイラストのノートや紙の箱を作っているメーカーです。
今はその会社はありませんが、Betty`sカフェオリジナルの商品もデザインしており、彼自身のイラストで建築の本も出版しています。
ちょうど彼の会社に行く前に展示会でも会っておりましたので、ロンドンに行くからお店に行きますよ、と言っておりました。
その時のことだったか記憶が定かではありませんが、ある時、展示会ではある会社が理不尽なことを言うので社長が一言彼に言い放ち、それまでの悔しい思いを晴らして、次の買い付けのため、Rice Paperのブースに行くと、そのブースの人達みんなが拍手してくれたのです。
社長が堪り兼ねて言い放った言葉はすごく共感できるよ。よくぞ言った!とほめてもらいました。
その出来事があった後ですので、心も晴れやかに訪ねた記憶があります。
そして、会社に到着したら、Hello Mr Kawamuraと言って、ある女性が現れたのです。
その女性は社長が一言言い放った人の元奥様。彼女はその会社の重役でもありました。
まるで映画のワンシーンのように現れてびっくりするとともにうれしくて飛び上がりました。元旦那様の会社を辞めて、今はRice Paperで働いているの、と聞き、再会を皆で喜びました。
その後、Matthewは奥様と一緒にEmma Bridgewater https://www.emmabridgewater.co.uk/
という会社を設立します。展示会でも二つのブースがあったと記憶しております。
陶器の町、ストックオントレントに住まいと会社があるようで、キャサリン妃も訪ねられていたのをSNSで拝見したこともありました。
弊社は陶器の輸入をやめておりましたが、彼女の作品は大好きでマルボンストリートのお店でいつも買っておりました。今日知ったのですが、779フルハムロードにあるお店は閉店するそうです。残念ですね。でもほかの場所ではお店を続けるようですので安心しました。
彼女の作品で有名なのがドット柄です。いつもSNSでチェックしていますが、新作が出るたびに早く買いに行きたいな~と心はロンドンになります。
Matthewは鳥のシリーズをデザインしているようですね。
そのMatthewのお母さん Pat Albeckさんも artist です。
Pat Albeckさんの著書、猫の目で見たイギリスガイドはロンドンやイギリス郊外の町を彼女の素敵なイラストとともに紹介されている本です。
コロナウイルスが落ち着いて、また飛行機が飛ぶようになったらロンドンへ行って、思い出の地を訪ね、Matthewの本とEmmaの陶器を買いに行きたいです。