日の名残りというカズオイシグロの本を教えてもらったのは近くのジェラート屋さんです。
イギリスへ住んだこともあるということで、情報をいろいろもらってます。
本を読み、映画のDVDを買い、どっぷりはまってしまいました。
本や、映画の聖地へ行くのも旅行の楽しみです。
はまってしまったら、行くしかない。と、映画の舞台になった、エクセターのパウダーハム館まで行くことにしました。
イギリスでの仕事の後に時間を調整して、バースから電車で行きました。
今、検索しましたら、バースから1時間強で行けますが、9年前ですと、もっと時間がかかったような気がします。
遠くて遠くて、大変な思いをしました。
電車のファーストクラスを頼んでよかったーと思ったくらいですから。
ファーストクラスでは、食事やお茶のサービスがあります。
紅茶やコーヒー、クッキーをひっきりなしにサービスしてもらえます。
お茶をいただきすぎてお腹がちゃぷちゃぷしていたのを覚えています。
駅に着いたらすぐ、タクシーに乗り込みます。
建物に入る前のアプローチも素敵で、わくわくしました。
館にたどり着く前のアプローチ が遠すぎて、歩けるか心配してましたが、なんとか大丈夫そうです。
部屋を回るツアーの時間が決まっていて、それに合わせて必死で行きました。
貴族の館は今も住んでいらっしゃるということなので、時間が決まっているのでしょう。
映画に出てきた階段の途中の隠し扉も拝見できました。
壁にかかった、肖像画や、歴史を感じる家具。天井の高いサロン。
まさに映画の世界でした。
残念ながら館の中は撮影禁止でしたので外観とお庭の写真のみです。
そして、何より一番覚えているのは、社長が花を触って、本物や。と口パクで言ったので、ツアーで説明を聞かなくてはならないのに、笑いをこらえるのに苦労して、肩を震わせていた、ということです。
まさにミスタービーンのようなことをするので笑わされてしまいます。
気持ちを落ち着かせ、お部屋を紹介してもらいます。
執事を抱えるには単なるお金持ちでは無理ですが、今では高級ホテルでしかお目にかかれないバトラー。
重厚で気品のある執事を演じたアンソニー・ホプキンスが出てくるのではないかしら、とドキドキしながらツアーを回りました。
日の名残りの映画は、イギリスの女優さんでも大好きな、エマ・トンプソンも素敵な映画です。ぜひ、ご覧ください。
お城もオープンしたようです。
カフェ、レストラン、ファーマーズショップもあるようです。
また行ってみたいです。